外食や飲みの席では、いくら対等の関係であってもたまにはおごる・おごられるなんてこともありますよね。
お金のやり取りはきちんとした対応をしなければ、関係が崩れる可能性もあるのできちんとしておきたいもの。
ここでは、上手なおごり方やおごられ方について触れていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
上手な大人のおごり方
会社の上司が後輩におごるということは多いかもしれませんが、ここでは対等な関係でおごるケースについて触れていきたいと思います。
前提として、食事をおごるからといって、決して偉そうな態度をしてはいけません。おごることで相手よりも立場が上だという気持ちでいれば次から食事についてきてくれないでしょう。
上手なおごり方というのは、一緒に食事をしている人に対して気を遣わせないことが大切です。以下の2点について心得ておくと良いでしょう。
・相手を傷つけない配慮が大切
ケチらない
おごるからといって、相手に遠慮させてしまい安い料理ばかり頼ませてしまっては楽しい食事会にはなりません。そのためには、自分もケチらずに安いものばかり頼まないように心がけておきたい。
自分からおごると決めたのだから、ケチっていてはただただダサいだけ。もしも相手が遠慮していたら、自分から頼んで安心させるのもテクニックの一つです。
最初からおごると決めていない場合の食事や飲み会で人数が多いケースでは、全員分払うのはキツくても少し多めに出したり、端数分を余計に出したりすると良い。
相手を傷つけない配慮が大切
「おごる=立場が上・偉い」という勘違いはそもそもしてはいけない。というのも、そんな考えでいると相手を傷つけてしまう恐れもあるからです。
例えば、相手よりも自分の方が稼いでいるからおごってあげる・・・これでは、直接言ってなくても相手は自信をなくしてしまうでしょう。
特に男性と女性のデートなどで、実際に女性の方が収入が高い場合は男性のプライドはズタボロになってしまいます。
それでも女性がおごるという時には
「ボーナスが出たから」
というように、相手の男性へのフォローの一言が大切です。
会計のお金を男性に渡して、払ってもらうのもちょっとした気配りと言えるでしょう。
もし男性が払った時は、「次はわたしが払うね」などと言えば、2軒目や次のデートも行きやすい。
デートに限らず、おごるという行為で相手を傷つけてしまったら次から一緒に食事を楽しめなくなってしまうかもしれないので注意したい。
上手な大人のおごられ方
おごられる場合も、おごってもらえることを当たり前のように思っていては相手に失礼なので気をつけましょう。
信頼関係あっての食事なので、おごってもらうのであれば自分からばかり食事に誘うのは控えたいところ。
とはいえ、おごってもらう時には、以下の3点に注意して上手なおごられ方をマスターしておきたい。
・お礼は丁寧に
・お返しは早めに
言葉に甘える
おごってもらう時には、遠慮してリーズナブルなものばかり頼まないようにして、言葉に甘えるのが良い。その方がおごる人にとっても気持ちがいいものです。
とはいえ、そのお店で一番高い料理を頼むのはどうかと思うので、そこは空気を読んでおきたい。食べたいものを頼むようにして、美味しくいただくことでその食事会は楽しいものとなるでしょう。
素直におごってくれるという気持ちを受け取ることで、また一緒に食事に行きたいと思ってくれるに違いありません。うれしい気持ちを表現することで、お互いの信頼関係を築けるというもの。
お礼は丁寧に
おごってもらった時には、必ずお礼をするのがマナー。しかし、食事中に言ってしまうと周りに聞こえることもあるので、店を出た直後に言うと良い。
さらに、別れる際にもう一度、次あった時にも「先日は、ごちそうさまでした」などと伝えるようにしたい。ただし、次に会う機会がない場合は、帰宅した後や後日にメールしておくと良い。
基本的には3回伝えれば十分に伝わりますし、あまりにも言い過ぎては逆に気を遣わせていると思われてしまうので、ほどほどに。
滅多に会わない大事な人であれば、手紙で感謝の気持ちを伝えるとなお良し。
お返しは早めに
先輩後輩の関係であれば、毎回おごってもらう流れになっているかもしれませんが、対等の場合はお返しをしておきたいところ。
例えば、1軒目をおごってもらったのであれば、2軒目はこちらが支払うようにすると早めにお返しができる。しかも2軒目はたいてい1軒目よりも支払額は安いので、最初におごったひとのメンツも立ちますよね。
次あった時にお返しすると最初から決めていても、全部ご馳走になるのは避けておきたいところ。そんな時は、2軒目は割り勘にするなどして対応しておくと良いでしょう。
ただし、2軒目がその人の行きつけだった場合は、店員との関係性もあるので無理におごりかえしてはメンツ丸つぶれということも。その際は、後日にお返しするようにしたい。
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まとめ
大人になってからの「おごる・おごられる」は、お互いの関係性を理解しながら行うようにしたい。
対等であれば、無理しておごる必要はないですし、おごるとしても何かいいことがあった場合や何かを手伝ってもらったお礼といったケースにしておくのが良いのではないでしょうか。
デートなんかでは、お互いの懐事情に左右される場合もありますが、お互いが傷つかないように最低限の配慮を持って付き合いたいものですね。