大人のマナーとして贈っておきたいのがお中元やお歳暮です。
ただ、慣れていないといつの時期に贈ればいいのか、表書きはどうすればいいのか迷ってしまいますよね。
年賀状と一緒で、時期が終わっているのに贈ってしまったら恥ずかしい思いをしてしまいます。
そんなことがないように、お中元・お歳暮についてのマナーを紹介していきますので参考にしてみてください。
お中元・お歳暮を贈る時期はいつまで?
大まかに分けると、夏にお中元、冬にお歳暮というのは多くの人が理解していることでしょう。
しかし、細かい日にちなどはなかなか覚えられないですよね。
どちらも時期というのが決まっていますので、恥ずかしい思いをしないためにも注意して贈りたいものです。
お中元 | 7月はじめ~7月15日 |
お歳暮 | 12月上旬~12月20日頃 |
お中元は7月はじめから7月15日まで、お歳暮は12月上旬から12月20日頃までがが贈る時期となります。
贈るものによっては少し遅めでも許される範囲ですが、基本はこの期間に贈るようにしましょう。
どんなものが遅くなってもOKかというと、例えばお正月で食べるものやお餅など。
お中元やお歳暮は、普段からお世話になっている人やあまり会えない人などに贈ります。
お歳暮は、お中元よりも重要とされているので、お中元を出さなくてもお歳暮は贈っておきたいところ。
お中元を贈ったのであれば、お歳暮も贈るようにしたい。
お中元・お歳暮の表書きは?
お中元やお歳暮は、贈り物の包装の上に表書きを書くのが一般的です。
水引は紅白の蝶結びで、のしが付いているものにします。
ただし、贈る時期を逃してしまって遅くなってしまった場合は表書きが変わってくるので注意しましょう。
贈る時期 | 表書き |
---|---|
7月はじめ~7月15日 | お中元 |
7月16日~立秋(8月8日頃) | 暑中御見舞・暑中御伺 |
立秋以降 | 残暑お見舞・残暑御伺 |
12月上旬~12月20日頃 | お歳暮 |
年明け~松の内(1月7日) | 御年賀 |
松の内~立春(2月4日) | 寒中御見舞・寒中御伺 |
もし、お中元に間に合わなかった場合は、暑中御見舞(7月16日~立秋)や残暑御見舞(立秋以降)として贈りましょう。
お歳暮に間に合わなかったら、御年賀(年明け~松の内)や寒中御見舞(松の内~立春)として贈ります。
松の内は、関東では1月7日までですが、関西では1月15日までとなっているので、関西の人が関東の人に贈る場合はご注意を。
お中元・お歳暮は上司に現金はNG
お中元やお歳暮は、上司や先輩など目上の人に贈ることが多いかと思いますが、そういった時には現金はNGなので注意。
現金や商品券などは、もらった側も消費しやすいのでうれしいものですが、そういったものは目上の人から目下の人に渡す印象を持ってる人が多いので避けておいたほうが無難です。
贈り物は、相手に何を贈れば喜ばれるかを考えて選ぶのが本来の姿。近年は、とりあえず贈っておけばいいという考えが多くなってきたようにも思える。
改めてお礼の気持ちを伝える機会でもあるので、相手のことを想いながら選んでおきたいものです。
お礼の気持ちは礼状で
贈られた側としては、お礼の気持ちも含めてお返しをしておきたい。
しかし、お中元やお歳暮というのは、基本的に目下の人から目上の人に贈るもの。
そのため、普通に考えればお返しをする必要はないんですよね。
ただ、何もしないというのでは相手に失礼なので、お礼の連絡はしておきたい。
親しい関係であっても、礼状を出すのがマナーというもの。
早めに送るようにし、できれば3日以内には書いて出しておくようにしたいところ。
ものが届いたことと、感謝の気持ちを伝えればなんら問題はありません。
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まとめ
お中元やお歳暮は、それぞれ決められた期間というものがあるので注意しておきましょう。
遅れてしまう場合は、表書きが変わってくるのでそれらも覚えておくと良い。
正直なところ面倒な思いもあるでしょうが、日頃の感謝を形にして伝える良い機会なのでぜひとも贈っておくようにしましょう。