毎日毎日同じ事の繰り替えしでつまらない・・・そんな風に思っている人はきっとマナーもおろそかになりがちなのでご注意を。
責任感が薄れてしまい、遅刻・欠勤とならないように気をつけてくださいね。
そうでなくても、仕方なく遅刻や欠勤となってしまう場合もありますので、そんな時の常識的なマナーを身につけておきたいところ。
ここでは、いつもの決まった仕事の流れではなく、遅刻や欠勤、直帰や有給休暇などイレギュラーなケースでのマナーについて紹介していきます。
目次
始業時刻≠出社時刻
時間にルーズな人に仕事を任せたくないと思うのは当たり前のこと。特にビジネスにおいて時間厳守は鉄則中の鉄則といったところでしょうか。
よく勘違いしがちなのが始業時刻と出社時刻を同じものだと考えてしまうこと。
始業時刻は文字通り、仕事を開始する時間のことを指します。始業開始の時間と同時に滑り込んでくる人は、仕事への姿勢を上司や同僚に疑われてしまいますよ。
電車の遅延や事故などで遅れてしまった場合は仕方ありませんが、遅れることが分かったら必ず連絡を入れた上で、駅で遅延証明書をもらっておきます。
出社時刻は、会社に出向く時刻のことを指すので、始業時刻よりも早くする必要があります。出社してもすぐに仕事に取りかかれるものではないと思いますので、せめて10分前に出社して余裕を持っておきたい。
始業時刻を超えても業務に取りかかれないのでは、サボりを疑われても言い返せる余地はありませんよ。
上司が先に帰るときの挨拶は
上司がいれば、必ず自分か上司が先に帰ることになりますが、ここでは上司が先に帰るときについて紹介します。
上司や先輩など、目上の人が先に帰る場合、あなたは何と言って見送っていますか?
「ご苦労様でした」なんて言っていませんか?
「ご苦労様」という言葉は、目上の者が下の者に対して労をねぎらう意味で使う言葉なので、自分が後輩や部下の立場であれば使わないこと。
本来の意味や使い方を知らない上司であれば気にしないかもしれませんが、そんな知識量の上司って尊敬できませんが・・・。
一般的な上司であれば、「ご苦労様」と部下に言われればイラッとくるものですので、注意しておきましょう。また、職場においては「さようなら」もふさわしくありませんよね。
目上の人間が先に帰る場合は、「お疲れ様でした」が無難なあいさつ。上司が出張から帰ってきた際や、外出先から戻ってきたときも「お疲れ様です」と言っておけば問題ありません。
上司より先に帰るときの挨拶言葉
反対に、上司や先輩が会社に残っている状態で、自分が先に帰る場合はなんて言えばいいのでしょうか?
心の中で「いつまでいるんだよ!」「あんたらが帰らないと帰りにくいんだよ!!」なんて思っていませんか?
そのように感じてしまうようであれば、あなたは気を遣いすぎてそのうち参ってしまう可能性がありますよ。
ある程度の心遣いは必要ですが、自分の作業が終わっていて終業時刻も過ぎているのであれば帰っても問題ないはず。
「お先に失礼します」でも間違いではありませんが、念のため「申し訳ありませんが、お先に失礼させていただきます」と言っておきたいところ。
なぜ、そこまで気を遣わなくてはいけないのか、これに関しては上司や社風に問題があるように思えてなりません。
部下に気を遣われていることも察することができない上司や社風なのであれば、近い将来苦労すること間違いありませんので、気をつけてくださいね。
先に帰っても「お疲れさまでした」と優しく気兼ねなく返してくれる上司に巡り会えるか、そうでないか・・・この差は大きいんですよね。
上司への印象をアップ
上司や先輩に気を遣いながら生きていかな狩ければいけないのか・・・面倒くさいものですがマナーとはそういうものでもあったりするんですよね。
上司より先に帰るということだけでも気を遣うのに、さらに気を利かせるマナーをあえて紹介します。
「お先に失礼させていただいてよろしいでしょうか」と疑問系にして尋ねるのも一つの手。
加えて「何かお手伝いすることはありませんか?」と聞いておきたい。
本心では、もし引き留められたら嫌なので聞きたくはないでしょうが、プラス一言添えることであなたへの信頼は高まってきます。
帰っていいという許可をもらえれば、「では失礼させていただきます」といって帰ればいい。ちょっとした気遣いであなたの評価が上がり、人間関係もスムーズになってきますよ。
仕事先から直帰する
出先から直接家に帰ることを意味する直帰。もともと直帰することが決まっていた予定であっても、上司に確認の連絡を取った上でOKであれば帰るようにする。
もし、連絡をした際に、急な仕事が舞い込みどうしてもやってほしい業務が発生している可能性もあります。そんな場合は、帰ってきてほしいと言われるかもしれませんよね。
上司に電話をするときに「何もなければいいな」と心で思いながら掛けるというのは、あるあるなのでは?
出先での仕事が、会社の就業時間のあとで終わった場合であっても、念のため電話しておきたい。
その際に上司や電話を受けた人に対して「お先に失礼します」と言うのは当たり前の常識ですが、忘れないように注意してくださいね。
自宅から直接現場(出先)へ
直帰の反対で、自宅から会社に行かずに、出先となる現場に行くというケースではどうすればいいか。
前日のうちに上司に相談した上で許可をもらっておけば問題ありませんよね。
当日になってから、突然「今日は直接現場に行きます」なんて言っているような人はただの非常識。報告しないよりはマシというレベルなだけの「ヤバイ奴」ですよね。
とにかくビジネスの基本「報告・連絡・相談」のホウレンソウはいつでも頭に入れておくようにしておきましょう。
遅刻の連絡は早めに
先ほど、始業時刻と出社時刻は違うものであり、10分前には会社に着いておきたいとお伝えしましたが、どうしても遅れてしまう場合もあります。
電車が事故に遭ってしまった、地震が起きて交通が麻痺してしまった、予期せぬ事態によって遅刻となってしまのは仕方がありません。
だからといって会社に連絡しなければ、ただのサボりと思われてしまうことも。遅れることが分かった時点で必ず、上司や会社に連絡を入れましょう。
その際に、現状を報告し、どれくらいの時間でたどり着けそうかも連絡しておくとよい。会社に行き着くことができれば、上司に「申し訳ありませんでした」と詫びるのがマナー。
自分が悪くないのに何で謝らなくてはいけないのか・・・理不尽なことも飲み込まなくてはいけないマナーって何なんでしょうかね・・・。
欠勤するときのマナー
会社を休む場合も、もちろん連絡するのは当たり前の話。いくら体調が悪くても、連絡をしないで欠勤すればズル休みと思われてしまう。
朝一で体調不良になってしまった場合は、始業前に上司に連絡して事情を説明します。
自分が担当している仕事が滞ってしまうので、今後どうしていくかといった段取りについて相談しておくこと。
もし、体調不良での欠勤を認めない会社にあなたがいるのであれば、そこはブラックと呼ばれてもおかしくありませんよ。
上司との相談で仕事の穴埋めをどうするかなどを話し合いますが、体調について何も触れてこない上司の部下でいるには相当な精神力が必要かと思います・・・。
自分の都合だけでの休暇はNG
有給休暇は誰でも取ることができる労働者としての権利です。
しかし、実際にはなかなか取るタイミングがなかったり、取ってはいけない雰囲気だったり問題が多いのも有給休暇です。
休みを堂々と取れる世の中でなければ、働いていても窮屈で心が参ってしまってもおかしくありません。ただし、自分だけの都合で休暇を取ってしまうのも問題なんですよね。
繁忙期や決算期などの忙しい時期や、プレゼンが控えている時期に長期休暇を取るのは社会人として非常識にあたります。
もし、長期休暇を取りたいのであれば、前もって上司と相談して許可を得ておくこと。
休暇中の仕事をどうするのかを打ち合わせし、同僚に引き継ぐ必要があれば丁寧に説明しお願いしなくてはいけませんよね。
取引先にも連絡したり復帰する日を知らせたりと、意外にやることが多いので、勝手に休んでしまうのはマナー違反というもの。
とはいえ、有給自体を拒否する会社にい続けることは、あなたにとっても有意義な時間ではないと思いますので、あまりオススメしませんが・・・。
まとめ
マナーマナーと言ってきましたが、上司の立場の方にもお伝えしておきたいことがあります。
偉そうな態度なだけでポンコツな上司、パワハラ大好き上司、関係ない若者に対しても横柄な態度をする上司・・・ビジネスマナー以前の社会マナーを学んでくださいね。
部下は、尊敬できる上司には喜んで付いていくでしょうが、ダメ上司へのマナーなんてただの苦行ですよ・・・気づいてくださいね。