大人になっても食事のマナーを理解してないのかクセなのか、できていない人が多いように思える。
食事は本来楽しものですが、マナーを守れていない人と食べていても美味しく感じないということもあるのではないでしょうか。
ここでは、これをやったら嫌われるかもしれないので注意してください!という内容の基本的な食事のマナーについて紹介していきます。
注意されたことがあっても直せていない人や当てはまる人は、再度確認にして修正していくようにしていきましょう。
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おしぼりの使い方
おしぼりで顔や首、ひどい場合はワキや体を拭く人もいますが、これは非常識以外の何ものでもありません。おしぼりは手を拭くためのものであってそれ以外の場所を拭くのはNG行為です。
手を拭くということは、使ったおしぼりがきれいなものではなくなるので、食事の途中で口を拭くのも汚い行為。お店にはたいていナプキンがあるので、そちらを使うようにすれば問題ありません。
ドリンクをいただいている時には、テーブルに着いた水滴などを拭くというケースも見かけますが、これも本来はやらないほうがいい。大量にこぼしてしまった際は店員を呼んで来てもらえば済む話です。
音を立てない
食事を一緒にしていて不快なのが、食べ物を噛んでいるときの音が異常に大きい人。これは美味しい料理を食べていてもまずく感じるほどの行為なので十分に気をつけたい。
スープや汁物をズズズーと音を立ててすする人、噛む度にクチャクチャと聞こえる人。自分がやられても気にならないからといって、自分でやっていいというものではありません。
さらに、ゲップやオナラは問題外。
スプーンやフォーク、ナイフを使う時に、お皿と当たって大きな音を立てているのもみっともない。ガサツと言われても仕方ないですし、家庭での教育も疑われてしまうので直しておきたいところ。
そばやラーメンなどの麺類は音を立てるのはOKとされていますが、豪快すぎる人はボリュームを控えるようにしておきたい。パスタ類もすすって食べる人がいますが、フォークで口に入る量を巻いて食べるのがマナー。
フーフーと冷まさない
熱い料理はフーフーと口で風を起こして冷まそうとしてしまいがちですが、あまりいいものではありません。
これは、子どもの時に親からやってもらっていたことで、口で冷ます行為が常識のように感じてしまっているのが原因かと思われます。
「熱いものは熱いうちに」なんて言われたりしますが、わざわざ無理をしてまで口に入れようとしなくても問題ない。口に入れてもヤケドしない程度になったら食べればいいのです。
テーブルに肘をつく行為
食事中に少し前のめりになってテーブルに肘をついてしまう人も気を付けておきたい。姿勢が悪いのはもちろんのこと、偉そうな態度にも見えてしまう。
テーブルに器を置いたまま顔を近づけて食べるのは、エサを食べている犬のようで見ていて恥ずかしささえ覚えてしまいます。背筋を伸ばしきれいな姿勢を保ちつつ、それでいてリラックスしながら食べるのが基本。
脚を組ながら食べるのもNG。
片手を受け皿のようにしない
よくお皿からものを口に運ぶ際に、空いているもう一方の手で受け皿のようにしている人がいます。こぼれないようにといった配慮なのかもしれませんが、これは間違った行為なので注意しましょう。
マナーと思ってやっていたとしても作法的にはNG。手に持てる小さな器であれば手で持って食べるようにする。大きなさらに乗っているものは持ち上げる必要はありませんが、刺身も醤油皿を持って食べます。
・茶碗
・汁物のお椀
・どんぶり
・醤油皿
・小鉢
・小皿
・一人用のお重 など
このように持つべき器というものは決まっていて、ご飯ものや汁物は必ず持ち上げる。
・てんぷらのお皿
・焼き魚のお皿
・大きなお皿
・熱い麺類 など
持ってはいけない器は、そもそも持とうともしないと思いますので気にしなくていいでしょう。
こうやって見てみると、和食において手に持てる大きさの器は基本的に持つものということが分かりますね。
フタはどうすればいいか
汁物などはフタの付いたお椀で出てくることもありますよね。料亭や旅館などではフタの付いた料理が2以上出てくることも少なくありません。
そんな時は、必ず全部のフタを始めに開けてからいただくようにします。1つ開けて順番に食べるのではなく、全部の料理を見ることがマナー。
フタを外す際は両手で外しますが、左手でお椀を押さえ右手で開ける。吸い付いていて開けにくい場合もありますが、いきなり上に持ち上げるのではなく押さえている手で器を少し押して歪ませれば外れやすくなります。
フタを外したら、上向きにして置くようにするのですが、自分見て右側にある料理であれば右側に、左側にあるのであれば左側にそれぞれ置くようにします。つまり料理の外側に置くということになります。
食事が終わったらフタを元通りにして見た目よく。片付けやすいようにと器にフタを裏返しのまま重ねる人がいますがこれはNGです。フタ傷が付く可能性もありますし、見た目もいいものではありません。
レモンを搾る時の注意点
唐揚げを代表とする揚げ物などにはレモンが付いてくることが多く、搾ることがあるかと思いますが、大皿で出てきたら周りの人にかけてもいいかまずは確認。
搾る際は、親指と人差し指で持ち搾ります。ただし、周りに飛び散るものなので、もう一方の手でレモンの奥側を覆うのがマナー。くれぐれも、自分のほうに飛んでくるのが嫌だからと手前をカバーしないように。
まとめ
食事というものは、ただ食べればいいものではなく、相手や周りにも配慮しておくのがマナーというもの。
おしぼりや無駄な音、悪い姿勢は不快感を与えるばかりではなく、人柄も表してしまうので注意しておきたい基本中の基本です。
持つべき器やフタの扱い、レモンなど細かいところをさりげなく当たり前に行えるようになると、常識ある人だと感じますし何より一緒に食事をしていて気持ちがいいものです。