会社に勤めていると取引先を接待しなくてはいけないことも出てきます。
接待となると、相手に失礼になってはいけない!と思いますよね。
まだ、あまり接待家の経験がなくて、どうすればいいか分からないという方に注意すべき点をお伝えできればと思います。
もし、近くそういった機会があるという方は参考にしていただければ幸いです。
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接待に誘う時のマナー
・日にちを勝手に確定しない
・接待という単語は言わない
まず、接待というのはお誘いするところから始まりますが、もし若手のあなたが支持を受けてその役を命じられた時。
そうなれば、あなたは電話やメールなどで先方に伝えることになります。失礼のないよう無難にこなすためにはどうすればいいのか。
まず注意したいのが、日にちを確定させないこと。
「私どもの課長(上司の名前など)も同席して、一席設けさせていただきたいと思っております。来週の後半あたりのご都合はいかがでしょうか」
「弊社○○より申し付かりまして、会食のお誘いでご連絡させていただきました」
「恐れ入りますが、ご都合のよろしい日程を教えていただきたいと思っております」
などと連絡しておきたい。
ポイントは、上司もいる会食であることを示すこと。日にちを指定せずにおおまかに伝え、相手に選んでもらうこと。
接待といっても、言い回しは「会食」や「一席」「食事会」などに変えて伝えるようにする。
日にちを聞いただけでは本当に開催されるのか不安にさせてしましますので、必ず日程が決まったら相手方に伝えるように。
日時、場所、住所、案内図、連絡先も添えておくことも忘れずに。
接待当日に行っておきたいこと
・15分前に到着
・座る場所を決めておく
当日は、接待をする側のあなたは、15分前には着いておきたい。誰がどこに座るのかも決めておくようにしますが、これは間違いがないように上司と相談する。
間違っても、自分が上座に座ることがないよう十分に注意しましょう。自分が一番下座に座るのが一番下の若手社員のマナーです。
テーブルや部屋までの行き方が複雑で、迷う可能性がある場合は玄関まで出迎える必要がある場合も。
もしくは、相手が重役クラスで、自分たちにとっても重要な人物である場合も出迎えることがあるでしょう。
そんな時は、無言で挨拶するのではなく、必ずお辞儀をして迎えます。
「本日はお忙しいところありがとうございます」
などと挨拶することも忘れずに。
酒席でのふるまい方
・お酌をする
・ウェイターや中居とのやり取りをする
接待となれば、お酒を飲む会となることが多い。
まず、先に取引先の方に目上の人から順にお酒を注ぐ。
その際、自分の上司が相手先に注ぐこともありますが、その時は他の人に注ぐようにすればいい。
全員に行き渡ったら、乾杯して主席がスタートとなります。相手方がお酒を自分のグラスに注いでもらおいとしてきた場合は、遠慮なく受け入れる。
「恐縮です」と一言それるくらいで問題ありません。
出された料理は、気をつかって食べないということはNG。
相手も箸をつけづらいということもあるので、食べるようにしたいが、相手と同じようなペースで食べるのがマナー。
宴の最中に、従業員に何かお願い事や注文を取る取る時は、一番下の立場であるあなたがやり取りを行うようにします。
お酒がテーブルになくなったら上司に言われなくても注文するのも役目となります。
無理に飲ませない
・無理に飲ませて酔わせない
・ソフトドリンクがあるかもチェック
相手のグラスにお酒がなくなってきたら、お酌をするのがマナー。
しかし、目的はなにも相手の人を酔わすということが目的ではないので注意。
お酒はすべての人が飲めるとは限らない。もちろん、自分も飲みすぎてつぶれるようなことがないように。
お酒がない人にはソフトドリンクもあることをチェックしておき、伝えるようにするといい。
仕事の話は控える
・内情を言ってしまわないように
・悪口はNG
お酒を飲んでいると、気が大きくなったり正確な判断ができなくなったりして言ってはいけないことを発する人がいる。
気が緩んでしまって会社の内情を言ってしまうことは厳禁。さらには、誰かの悪口を言うのもタブーです。
相手側との信頼関係がなくなるばかりではなく、取引中止の可能性だってありえることです。
そんなことになったら、あなたの責任は重大なことになるので注意しておきたい。
接待での別れ方
・お土産は相手に見えないように
いよいよ食事会もお開きとなりそうな時間になったら、相手に知られないように会計を行う。
領収書をもらうことも忘れないように注意。
また、相手に手土産を渡す場合は、相手から見えないところに置くのがマナーです。お店に預かってもらうのも手段の一つ。
お店を出る際に玄関に立ち速やかに渡すのがスマート。
「本日は、ありがとうございました」などと挨拶し、最敬礼で見送るようにする。
まとめ
接待と呼ばれる食事会では、相手に失礼にならないよに配慮する必要があることを覚えておきましょう。
そつなくこなすことができれば、相手との信頼関係も深まることでしょう。