スーツはビジネスマンにとって印象を決定づける要素の一つです。
いくら仕事ができる人でも外見がみっともなければ、周りの人は一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。
これから就職を目指す人や自由な服装の会社から転職仕様としている人も、面接などでは見た目も意識しておきたい。
ここでは、スーツの着こなし方や注意点、面接でのネクタイの色などについてお伝えしていきます。
目次
スーツの正しい着こな方
ビジネスマンの基本スタイルはワイシャツにスーツが定番となっていますよね。会社によってはカジュアル目のものでもOKのところがありますが、ここではスーツに絞って紹介していきます。
まず注意しておきたい点
・ボタンは1つだけかける
・座るときはボタンをはずす
スーツの基本は前のボタンを1つだけかけること。とはいえ、椅子に座ると背中がつっぱってしまいボタンがはじけそうになるのではずすようにします。
用事があって立つ際には、再びボタンをかける。面倒に思えるかもしれませんが立った時にボタンをかけていないと態度が悪く映ってしまうので注意。
また、会話中に上着を暑さを感じて上着を脱ぎたい場合は、必ず一声掛けてから脱ぐのがマナーです。「上着を脱いでもよろしいでしょうか?」などと言っておけば問題ない。
出勤前に気をつけておきたいポイントはこちらで紹介しています↓
夏でも上着とネクタイは用意しておこう!
・人に会う時はスーツネクタイを着用する
夏になればクールビズと称して、ジャケットやネクタイをしないスタイルになることも。とはいえ、あまりにもカジュアル過ぎるのはいただけないので、デニムやスウェット、Tシャツなどはふさわしくありません。
取引先や営業などで社外の人と会う際には、上着を着るのが一般的。またお客様が会社に来る場合もあるかとおもいますが、その際も同様です。
そのため、クールビズで上着やネクタイを着用しない場合でも会社に1セット用意しておくとよい。ただ、最近はノーネクタイでも失礼にあたらないような認識となってきたのも事実です。
ポケットはスッキリと
・ポケットにものを入れすぎないようにする
スーツのポケットにものを入れ過ぎてしまうと形が崩れてしまいみっともない。財布に携帯電話、定期入れ、タバコやライター・・・。内ポケットにも名刺を入れて、お尻にはハンカチやティッシュという人もいるのでは?
カバンに入れるなどしてスッキリと整理しておきたいもの。電車などの通勤時にポケットパンパンの人を見た時にどう感じていましたか?
もし、かっこ悪いと感じていたのであれば、それと同じことなので注意しておきたいですね。見た目がスッキリしていなければ仕事の要領も悪いのではないかと受け取られてしまいますよ。
仕事でのネクタイの色は?
・派手な色はNG
・無地・ストライプ・ドット柄・小紋が無難
スーツで目立つ箇所といえば何と言ってもVゾーン。ネクタイが派手すぎてしまうとそこにだけ目がいってしまうので注意。スーツの色に合わせて、無地やストライプが無難となります。
もしくは、目立たないドット柄や小紋あたりであればスーツと馴染みやすくオシャレさも残ります。キャラクターものやアニマル柄ものは一般的な会社では避けましょう。
特に若手の社員がつけてしまっていると、ふざけていると思われかねないので注意。
色は、青・グレー・えんじ色などはどの業界でもOKで、黄色やピンクは業界によってOKというところもあります。これは面接などでも共通なので、転職を考えている方などは再度確認しておきましょう。
ネクタイの素材は?
・ネクタイはしっかりと締める
・素材はシルクがおすすめ
ネクタイはしっかりと結んでおけば問題ないが、少しでも緩んでしまうと一気に印象が悪くなってしまうものです。まずは、しっかりと襟元まで締めること。
また、シワができたりほつれたりしやすいものは避けるべき。さらには大剣(先の広がっている部分)は細すぎず太すぎず、横幅9cmほどが無難です。
では、素材はどんなものがおすすめなのか。
ウールやコットン、ポリエステルなど様々なものがありますが、落ち着いた印象をもたらしてくれるのはシルクでしょう。面接などでは特に、シルク素材を着用して上品な印象を与えるのもポイントですよ。
バッグは手提げが無難
・リュックは避ける
・ショルダーバッグは鈍器
身だしなみはスーツやネクタイだけではなく、バッグも合わせておく必要があります。特に外回りで人に会う機会が多い方は注意したいもの。
ショルダーバッグやリュックをスーツに組み合わせている人をよく見かけます。しかし、スーツということを考えると手提げカバンにしておくのが無難です。
手が空くので便利ですが、シワができてしまいます。そんなこと気にしないという方もいるでしょうが、シワのついたスーツを着ている人と話していて気持ちいいものではないですよね。
A4サイズが入るくらいの大きさで、床に置いても倒れないくらいのものであればいいでしょう。色も黒ベースのもので落ち着いたシンプルなデザインのものが無難です。
また、ものを詰め込みすぎてパンパンになっている人を見かけますがみっともないので、いらないものは出してくようにしましょう。
電車に乗っていて、ショルダーバッグが必要以上にスペースを取っていて邪魔だなと思った経験はありませんか? ぶつかってしまって痛い思いをしたこともあるのではないでしょうか。
何をそんなに入れているのか分かりませんが、あれはただの鈍器ですよ。周りの人のことも考えることもマナーとして大切です。
そのほか、身だしなみで気をつけておきたいことはこちらの記事で紹介しています↓
スーツは毎日同じものを着ない!脱いだ時の注意点も
・スーツは3着は持っておく
・日々の手入れはしっかりと
見た目では分かりませんが、スーツを1日着るとホコリがつくものなので毎日同じものを着るのは衛生的にもよくありません。連続で着ないように3着くらい持っておいて着回すのが一般的です。
スーツを脱いだら、椅子の背もたれなどにバサッと置いたままにせずに、ハンガーに掛けるようにしましょう。シワができにくくなるにはもちろんのこと、風通しの役割も果たしてくれます。
上から下にかけてブラッシングし、ニオイが気になる場合は消臭スプレーをかけておくのも長持ちさせるコツですよ。
季節が変わって、長い間着なくなる時は必ずクリーニングしておくことを心がけましょう。
まとめ
ビジネスマンにとって見た目は重要な要素を持つので、スーツは正しくしっかりと着こなしておきたい。
ネクタイやバッグなどにも、ビジネスにふさわしいものというものがあるので注意しよう。
スーツは同じものを着続けるのではなく、数着を着回してメンテナンスも欠かさずに。