結婚式の招待状が届いたらまず行うのが出欠の返信。
返信ハガキは、ただ出席や欠席に○を付けて出せばいいというものではないので気をつけておきたい。
ここでは、結婚式のおける返信ハガキや祝電を打つ方法についてお伝えします。
返信ハガキの書き方マナー
招待状の返信では、出席や欠席に○を付ければいというものではありません。
返信用ハガキの宛名には「行」、裏面には「御」「ご」「御芳(名)」などと書かれているのが一般的。
そのまま出してしまうと、自分のことを敬ってしまうことになるので注意が必要です。
表
出典:ウェディングパーク
●右:「行」に二重線を入れ「様」に書き換える
●左:「行」を「寿」を重ね「様」を付け足す
※「寿」マナー上級者といった印象となりますよ
裏(出席の場合)
出典:ウェディングパーク
●「御」「ご」に二重線を入れ、出席に○をする
●「御住所」「ご住所」の「御」「ご」に二重線を入れる
●「ご芳名」「御芳名」の「御芳」「ご芳」に二重線を入れる
●お祝いのメッセージを書く
裏(欠席の場合)
出典:ウェディングパーク
●「御」「ご」に二重線を入れ、欠席に○をする
●「御住所」「ご住所」の「御」「ご」に二重線を入れる
●「ご芳名」「御芳名」の「御芳」「ご芳」に二重線を入れる
●お祝いのメッセージと欠席のメッセージを丁寧に書く
やむを得ず欠席する場合は、結婚式当日に祝電を贈るようにしたい。
また、返信ハガキは以下のことにも注意。
●二重線は定規を使って真っ直ぐに書く
●句読点は「区切り」「終わり」を意味するので使用しない
早めに返す
招待状の返事はできるだけ早めに送り返すのがマナーです。
遅くても届いてから1週間以内には返信しておきたい。
返事が遅くなってしまうと、披露宴の出席人数や席が決まらないので迷惑になってしまいます。
メールやSNSで簡単に返事できてしまいますが、ハガキできちんと返信するようにしましょう。
欠席の場合は遅れて返す
ただし、欠席の場合はすぐに返信してしまうと最初から行く気がないと思われてしまうので1週間過ぎたあたりで送ります。
とはいえ、期限ギリギリに送り返してしまっては調整するのに迷惑を掛けてしまうの注意。
なかなか都合がはっきりしない場合は、いつまでなら待ってもらえるか事前に確認して、その期限以内に決まらないようであれば欠席にしておきましょう。
祝電を打つ方法
披露宴の招待状が届いたけれど、欠席しなくてはならない場合は祝電を送ってお祝いのメッセージを伝えることができます。
祝電は、NTTのD-MAILなどの電報サービスを利用して送ることができます。※こちらはNTT東日本です。
一般的にはどのサービスも配達指定日の1ヶ月前から申し込にOK。
披露宴が始まる時間の1~2時間前には着くように手配しましょう。
会場の住所や日時、会場名などを間違えないよう十分に注意してくださいね。
文章はサンプルのような定型ではなく、オリジナルの心がこもったものにしたい。
とはいえ、お祝いの場にふさわしくない忌み言葉もあるので要注意です。
忌み言葉についてはこちらの記事を参考にしてみてください↓
急遽欠席する時のマナー
出席の返事を出していても、当日に急遽欠席しなくてはならない場合もあることでしょう。
そんな時は、必ず本人か本人に近しい人に連絡します。
ただし、身内の不幸が重なっての欠席の場合は、詳しく説明せずに「急なことが起きたので」などと曖昧な表現にしておきましょう。
不幸な出来事を、おめでたい結婚式の直前に伝えるのはマナー違反であり、そもそも49日の期間は晴れの場には出ないようにするのが一般的です。
もし49日の期間でもスケジュール的には出席できたとしても、披露宴は遠慮して2次会から出席するようにしたい。
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まとめ
結婚式の招待状をもらったら、出席するのであれば早めに、欠席するんであればわざと遅めに返信しましょう。
返信ハガキには二重線や寿で消しておく必要がある箇所があるので、見落としがないように注意。